ユーザー登録
ID・パスワードを忘れた方はこちら
ご利用について

MagPlus+


MagPlus+イメージ

MagPlus+

このコーナーはMagPlusや雑誌の編集を担当するメンバーによるブログ。誌面だけでは伝えきれない話題をお届けします。

2013.05.29

信頼される薬剤師を目指して!「3☆ファーマシスト」研修

 糖尿病患者への薬剤師の介入による治療効果の研究で知られる岡田浩氏(京都医療センター臨床医学研究センター予防医学研究室研究員)は,自分が薬局店頭で患者の薬物治療の支援を続けてきた経験を踏まえ,糖尿病をはじめとする慢性疾患患者の治療を支える薬剤師の育成を目指す「3☆(スリースター)ファーマシスト」研修を開催しています。
 4月に阪神調剤薬局で実施した研修を取材しましたので,そのもようをお伝えします。

●研修を主催する岡田浩氏

店頭での数分間で何ができるか

 この研修の目的は,薬局店頭で患者と接する短い時間で,患者とどう接して必要な情報を集め,適切な指導・支援を行い,患者の行動変容を促すかを,ロールプレイングを通して身につけること。
 研修は3つのステップに分かれていて,今回取材した最初のステップは,糖尿病患者を例にした患者への基本的な介入スキルの習得が目標です。

●研修はステップ式になっている

患者役,薬剤師役と評価者を順に行う

 研修は提示された症例に基づき,患者の問題を解決するために,患者から何を聞き,どう考え,どのように介入するかをロールプレイで体験していきます。
 受講者は患者役,薬剤師役,ロールプレイの評価者を順に経験します。それぞれの立場を経験することで,薬剤師の視点以外の気づきも得られるのが,この研修の特長です。

●患者の立場,薬剤師の立場でロールプレイ

患者ご指名の薬剤師になる!

 「3☆ファーマシスト」研修を昨年から続けている阪神調剤薬局の城戸真由美氏によると,この研修を受けて現場に立っている薬剤師の中には,患者から服薬指導のご指名を受ける人も出てきているとのこと。
 現在は企業の社内研修として行われていますが,今秋からは広くオープン参加の研修会として開催する予定となっており,これからの展開に注目です。(MK)

●コーヒーブレイクではノンカロリーのお菓子やノンカロリー・ノンアルコールビールを試す


●おまけ 研修を修了するとこんなバッジが授与されます
会社案内
利用規約
お問い合わせ