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このコーナーはMagPlusや雑誌の編集を担当するメンバーによるブログ。誌面だけでは伝えきれない話題をお届けします。

2014.09.02

『月刊薬事』9月号の読みどころ by 編集長

【特集】くすりを正しく使えない人たち――医薬品の乱用・依存の理解とサポート

 医薬品は私たちの生活にとって必要なものです。正しく使えば,辛い症状をやわらげ,病気を治すために役立ちます。しかしながら,近年「くすりが正しく使えない人たち」が増加しています。決められた量や回数を自己判断で増やしてしまう患者や,大量の薬剤を一度に服用する患者など,いわば「医薬品の薬物乱用」ともいえる行動です。これらの結果として,救急救命や精神科の臨床現場では,急性中毒・過量服薬・薬物依存・自殺未遂といった形で「くすりが正しく使えない人たち」が登場することになります。「問題を引き起こした原因は本人にある」と自己責任論を主張する方もいるかもしれません。しかし,眉間にシワを寄せながら「くすりが正しく使えない人たち」を叱責することや,糾弾することは,本質的な解決にはつながらないと考えています。大切なことは,日々の臨床で「くすりが正しく使えない人たち」の存在に気づき,対人援助者として適切な関わりを持ち続け,患者との信頼関係を構築しながら,必要な支援につなげていくという一連のプロセスにあると考えています。
 医薬品の適正使用はすべての薬剤師にとってのミッションであり,薬剤師こそ「くすりが正しく使えない人たち」に対応できるベストな医療者であると考え,本特集を企画しました。

【新連載】病態を正しく見抜く! 臨床検査値ケースファイル

 検査値を読むのが苦手という方,けっこう多いのではないでしょうか。いうまでもなく検査値から得られる情報は重要で,複数の検査項目を総合的に判断して病態を正しく評価できるようになることは,病棟やベッドサイドで働くうえで不可欠です。この連載では,臨床検査専門医の村上純子先生に,臨床検査値の読み方をケーススタディ形式でわかりやすく解説していただきます。

【連載】時めき臨床研究

 臨床研究の核となるリサーチ・クエスチョンの立て方から臨床研究を進めるうえでのコツや落とし穴などを,臨床研究の第一人者である福原俊一先生をはじめとした医師・薬剤師がわかりやすく解説します。
 今回のお題は「研究計画の批判的吟味」です。

【連載】医師とのmutual respectに必要な臨床医学知識

 病棟に出て自らの知識不足を感じたことはありませんか。薬のことは詳しい反面,解剖や病態生理,臨床での実践的な薬の使い方について,不安をもつ方は少なくないのではないでしょうか。本連載では病棟で必要とされる臨床医学知識を,第一線の医師がかみ砕いて解説。
 今回は,①脳梗塞(Ischemic penumbraと血栓溶解療法),②嚥下機能障害と経管栄養(終末期医療での意思確認と治療選択の考え方)を取り上げます。

【連載】処方せん疑義照会トレーニング

 疑義照会をする・しないの判断は,実際には薬剤師による違いが起こりがちです。患者に安全な医療を提供するため,疑義照会に至るまでの考え方や注意ポイントを解説する本連載。
 今回は,選択的SGLT2阻害薬処方時の注意点を取り上げます。

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