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このコーナーはMagPlusや雑誌の編集を担当するメンバーによるブログ。誌面だけでは伝えきれない話題をお届けします。

2013.12.27

『月刊薬事』2014年1月号の読みどころ by 編集長

【特集】薬物性肝障害のとらえ方

 添付文書や医薬品の本を見ると,副作用として「AST,ALT,γGT上昇」,「肝障害」,「肝機能異常」といった記載がいたるところで目につきます。あまりに多いので,臨床現場ではかえって注意されなくなっているかもしれませんが,ときに急性肝不全など痛い目にあって「しまった」と思った経験はないでしょうか。
 薬物性肝障害の発症要因は多彩で,診断法もまだ未発達です。しかしながら,肝障害を生じる頻度の高い薬剤はそれほど多くはなく,診断法も改良されてきています。本特集では,薬剤師と医師がペアになって薬物性肝障害の診断や治療,現場での注意ポイントをわかりやすく解説してもらいました。

【連載】感染症医が教える“新”薬剤師力――臨床感染症ケースファイル

 感染症診療をサポートするため知っておくと役立つ知識を,気鋭の感染症医が解説。起因菌や患者状態に応じた抗菌薬の選択と,適切な投与量・投与間隔・投与期間の提示ができるようになるためのポイントを紹介します。今回のケースは「抗菌薬による副作用がある患者さんへの対応②」です。

【連載】時めき臨床研究

 臨床研究の核となるリサーチ・クエスチョンの立て方から臨床研究を進めるうえでのコツや落とし穴などを,臨床研究の第一人者である福原俊一先生をはじめとした医師・薬剤師がわかりやすく解説。今回から番外編として,優れた研究を行ってきた先輩薬剤師である福原先生,福間真悟先生,岡田浩先生の3人に,臨床研究を始めるコツを紹介してもらう特別座談会がスタートします。

【連載】処方せん疑義照会トレーニング

 疑義照会をする・しないの判断は,実際には薬剤師による違いが起こりがちです。患者に安全な医療を提供するため,疑義照会に至るまでの考え方や注意ポイントを解説する本連載。今回は骨粗鬆症治療薬の併用を取り上げます。

【新連載】From Bench to Bedside 薬物動態の新展開

 適正な薬物療法を実現するうえで薬物療法の知識は欠かせません。そこで本連載では,小児,がん,感染症などに関する薬物動態研究のうち,臨床でも役立つ情報を解説します。連載第1回のテーマは「小児薬用量推定法の新たな展開」です。
(YY)

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